雨は止んでも、また降ってくる

アラサー女の思いごと、いろいろ

私が路上痴漢に遭遇した経験から学んだこと・伝えたいこと

 唐突ですが、私は何かと変質者に遭遇する機会の多い人生を歩んできました。恐怖の度合いはそれぞれですが、女性の方ならそれなりの確率で一生に一度は身の危険を感じる経験をするのではないでしょうか。ということで、まず私が警察に被害届を出したときのことを話したいと思います。

   それは、東京で一人暮らしをしているときのことでした。当時20代半ばだった私は、ときどき夜にジョギングをしていました。そしてある日、何者かに突然背後から羽交い締めにされると同時に、着ていたTシャツの中に手を入れられ、もう片方の手で鼻と口を塞がれました。びっくりして腰を抜かしました。なんとか振り払おうとするものの、男性の力には到底敵いません。手でしっかりと塞がれた鼻と口には空気の通り道がありません。つまり呼吸もできなければ、声を出すこともできませんでした。ヤバい、このままじゃ私…と思いながら、できる限り必死に暴れまわって抵抗しました。すると、私の右腕が男の腕をすり抜け、曲がるようになりました。そして私はとっさに男の腕を思いっきり爪を立てて掴んでやりました。それに驚いたのか、私の鼻と口を塞いでいた手が一瞬弛み、空気の通り道ができたのです。そして、思いっきり大声で叫びました。私が振り返ったときには、すでに男は走り逃げ去っているところでした。そして私はなおも叫び続けながら、その後ろ姿の特徴をできるだけ記憶しようと必死でした。ここで、恐怖に加えて怒りが混ざり合い、追いかけようとしました。しかし、追いついたところで自分一人では男性の力に勝てるわけがないし、また危険な目に遭うのではないかもしれません。一旦冷静になり、とりあえず近くの交番へ行き被害届けを出すことになりました。ちなみに犯人は見つかっていません。

 

   この経験から、自分がいかに''平和ボケ''していたのかを思い知らされました。ということで、私の平和ボケポイントを振り返りながら防犯意識を高めましょう。

 

 

平和ボケポイント(1)暗くなってから一人で歩く・走る

   日本が安全だとはいえ、女性一人で暗くなってから外出することはできるだけ避けまたいところです。夜道はとにかく危険だという認識を持ちましょう。仕事帰りで疲れていても多少は気を張っておきべきです私は今となっては暗くなってから徒歩1分のスーパーへ行くのにも周囲を見渡しながら、早歩きです。

 

平和ボケポイント(2)その上、イヤホンを装着している

   夜道でイヤホン。最悪の組み合わせです。音楽を聞いていると、周囲の気配を感じ取れなくなります。犯人にとっては格好のターゲットです。実際にイヤホンをしている人は狙われやすいと警察の方に聞きました。(痴漢・強姦のみならず、ひったくりやスリに関しても)

 

平和ボケポイント(3)国道など交通量の多い道だから大丈夫だと思ってしまう

   ここは、昼夜問わず注意が必要な場所です交通量が多いと安心だと思う方も多いと思いますが、交通量が多く歩行者の少ない道は実は注意が必要です叫び声がかき消されるからです。実際に私が上記の被害に遭った場所は「環七」の歩道です。それから、大学時代に強姦被害が相次いでいると注意喚起があった場所は「甲州街道」沿いでした(昼間の犯行もあり)だからと言って、暗くなって人通りも交通量も少ない住宅街などが危険ではないかというとそんなわけでもありません。夜歩くとしたら、新宿や渋谷の人通りの多い繁華街のほうがまだ安全かもしれません。

基本的に夜道はどんな道であろうと危険です。

 

平和ボケポイント(4)まさか自分が被害に遭うわけがない、他人事だと思っている

   私がそうだったように、当事者にならないと自分の平和ボケに気付けないことがあります。何らかの被害に遭ってから「まさか、私がこんなことに…」となるパターンです。''日本は世界で唯一女性が夜道を一人歩きできる国''と言われたりもしますが、私は正直首を傾げます。

   一人暮らしの方は戸締まりなど基本的なことはもちろんですが、帰宅時に自宅が近づいてきたり、家に到着して鍵を開ける前に、一旦周囲を見回すという習慣をつけることをオススメします。少しでいいので、危機感を持っていることは大事です。

 

平和ボケポイント(5)男性の力の強さを理解していない

 男性の力が女性よりも強いというのは一般的なことですが、日常生活の中でその力が自分に降りかかってくるということはありません。力が強い、ということは認識していても、自分の身を持って経験する機会はないのでイメージし難いです。今回は被害に遭ったことでその経験をしてしまったのですが、自分は圧倒的に弱い者ということを自覚しました。機会があれば護身術を習得したいとも思いました。自己防衛の術も身につきますし、指導者が男性の場合ここで力の強さを実感する機会があるかもしれません。

 

   不幸中の幸いだったのが、私の被害の場合、犯人が単独犯で、かつ車両を使った犯行ではなかったということです。それ故に''痴漢''で済んだのです。もしこれが複数犯で車の中に引き込まれたりなんかしたら、トラウマを植え付けられるか、命さえ危うい可能性もあったでしょう。

   もちろん、どんなときでも悪いのは犯人です。ただ、私もちょっとした危機意識さえあれば防げたことかもしれないことなので悔しいです。ただでさえ何があるかわからない人生です。いろんな悪い出来事をを回避するために、特に女性の方は上記の平和ボケポイントをふとした時に思い出せるように頭に入れておいてください。少しの危機感を持つだけでかなり違うはずです。